私の煙突がある家は、JR宇都宮線の沿線に程近いところにあります。
今週に入ってから、線路の上に見慣れない電車をよく見かけるようになりました。
見慣れない電車、とはいっても、以前にも見たことがあります。
確か、昨年の秋が冬頃だったと思います。

いつもの電車とは色もデザインも違っていて、車体の横に「mue」という文字が見えます。
調べてみると、これは「MUE-Train (ミュートレイン)」というものだそうです。
JR東日本では、首都圏を中心とした在来鉄道の革新に取り組んでおり、
「車両の性能向上に関する開発」
「次世代車両制御システムの開発」
「営業用車両を用いた地上設備の状態監視用機器の開発」
この3つについて、走行試験を効率的に実施するために、試験専用の車両を製作したそうです。
それがこの見慣れないデザインの電車で、MUE-Train はMUltipurpose Experimental Train (多目的試験車)を略した愛称だそうです。
このミュートレインが、毎日定時、大体10時から11時くらいにやってきては、我が家のすぐ近くで一旦停車します。
停車時間はほんの20〜30秒くらいです。
家の近くでは、よくカメラ小僧も見かけます。
沿線に近い場所に三脚と大きなカメラをセットし、電車が来るのを待っている様子です。
私にはそうした趣味はないので、よくはわからないのですが、路線はまっすぐで、それ程いい写真が取れる場所とは思えないのですけれど…。
ただ、このMUE-Trainは、色やデザインがちょっと斬新で、珍しくもあり、私も写真に収めてみました。
そろそろ時間かなと思い、外に出て待ち構えました。
ほんの少しだけカメラ小僧気分です。