2009年07月10日

完全燃料電池駆動型有人航空機

自動車の世界では、ハイブリッドだとか、電気だとか、水素だとか、様々なエコ関連の開発が進んでいますが、これは道路に限ったことではありません。
空の上にも、エコ。

ドイツ政府の宇宙機関となるドイツ航空宇宙センター( DLR )は7/7、燃料電池からの給電だけで飛行する有人航空機 「Antares DLR-H2( アンタレスDLR-H2 )」 の初飛行試験に成功したことを発表しました。

他の動力源の補助なしに、燃料電池だけのパワーで有人航空機が飛行に成功したのは今回が世界初の快挙だそうです。

この飛行機は、モーターグライダーの両方の翼の部分に、燃料電池を搭載したもので、航続距離は750キロ、航続可能時間も5時間と、実験機ながらも本格的な飛行性能があります。

水素と酸素の化学反応を利用して発電を行い、その電力を使ってプロペラに接続されたモーターを回して飛行を行うというもの。

燃料電池を使ったシステムは、航空機の動力源として使うためにはパワーが弱く、飛行実験に向けた取り組みは失敗が続いていたのだそうです。

完全燃料電池駆動型有人航空機

漢字で表現するとこうなるグライダーですが、かっこいいですよね。

環境問題、CO2削減、そんなエコ関連の開発のスピードの速さに驚かされます。


lastbarmadobe.jpg
posted by シノブ at 17:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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