以前このブログでも少し紹介しましたが、日本の月探査衛星「かぐや」に続いて、アメリカのNASAでも月探査を開始しました。
LRO ( Lunar Reconnaissance Orbiter ルナー・リコネッサンス・オービター)という名前の衛星なのですが、搭載している月面撮影用のカメラが小さく、解像度もあまり高くないようです。
その理由は、実は打ち上げの目的にあったのです。
アメリカのこのLRO、アポロ11号着陸40周年を記念して、その着陸地点の現在の映像を公開するが目的なのだそうです。
アポロ着陸船が現在、どのような形で月面に残されているかを公開することは間違いなく大勢の関心を呼ぶことになるでしょう。
そのイベントの為の打ち上げ、と言う意味合いがあったようなのです。
アポロ11号が月面着陸を果たしたのは1969年7月20日。
40周年記念日となる今年の7月20日にアポロ着陸船の現在の映像を公開したらどれ程のインパクトがあるでしょうか。
きっとかぐやの撮ってきたデータの中にも、その地点のものはあるでしょうから、高解像度の画像を一足お先に公開、なんていういたずらも出来そうですよね。
ま、ちょっと大人気ないですけど。
