アメリカのテレビドラマ、「ナンバー」というのをご存知ですか?
天才数学者の弟とFBI捜査官の兄の二人が、数学と言う手法で難事件を解決していく、というものです。
ドラマの中でよく出てくるキーワードが、アルゴリズム。
暗号やプログラムの解析に用いる数式のことですが、コレが解読で切れは、あらゆる応用が出来ます。
セキュリティの解除や、カードの偽造。
そんなドラマのような事件が、この日本でもあるようです。
クレジットマスター、という手口だそうです。
日本クレジット協会によると、クレジットカード番号はカード会社ごとに特定の規則性に基づいて発行順に決定しています。
「クレジットマスター」は十数ケタの番号から、カード会社を示す番号などを除いた複数のケタに、ある決まった計算を加え、実在する別のカード番号を割り出す手口だそうです。
このクレジットマスターを使い、大阪の女性がインターネット通販で家電製品を購入したとして、窃盗容疑などで逮捕、起訴されました。
クレジットマスターで六十数人分のカード番号を割り出していたそうです。
日本クレジット協会によると、クレジットマスターによるカード犯罪の国内での摘発は前例がないといいます。
問題なのは、誰にでもカード番号の解析が可能なのかどうか、そのような解析ソフトが出回っているのか、といって点でしょうか。
今回の摘発が氷山の一角、ではないといいのですが…。

【関連する記事】